脳内ソロモン塾④発注書の書き方 後編
※ご注意ください※
本文中に登場する我が脳内ソロモンは、なんせ私の妄想の産物であるため、どこまでも限りなく私に甘い、私にとって都合の良いことを話してくれる存在です。
一応、本家サラとソロモンになぞらえた趣旨になっているとは思いますが、同じテーマで語らせた場合、本家ソロモンは多分こんなこと言わないだろうなっていう描写が満載です。予めご了承ください。
でわでわ前回の続きです。
ひ:許す許さないが問題じゃないなら、何が問題なのさ。
ソ:簡単なことだよ。許しても許さなくてもどちらも後悔しそう、つまりどっちも望んでないってことだよ。
ひ:・・・・・ふぁ!?
ソ:うーん、どう説明するのが分かりやすいかな。本家ソロモンの『同じ羽毛の仲間』の話は覚えてるかな?電気がつくっていう話。
ひ:もちろん覚えてるけど・・・
ソ:まんまアレと同じ話だよ。
ひ:スミマセン、どの辺が同じ話なのか説明頂いてもよろしいでしょうか
ソ:まず『許さない』っていう選択をした場合。ひなおはどんな電気をつけてると思う?
ひ:うーん。されたことを思い返してムカムカしたりするから、相手に対しての怒りとか恨みに着目してます!って電気をつけてるとおもう。
ソ:そうだね。だからまた同じような感情を伴う現実が引き寄せられるって話だよね?
ひ:でも、だからって割り切れない!!アッサリ許してたまるかって思うよ!
ソ:うん、無理して許さなくったって構わないよ。まったく、これっぽっちも問題ない。仮に『許す』っていう選択をした場合、ひなおはどんな電気をつけるか考えてごらん?
ひ:ええっ?想像つかないな・・だって結局許すことに関してもモヤモヤしてるんだもん。
ソ:そうだよ。ひがおがいくら口では『許す』って言ったって、結局は『許さない』を選択した場合と同様に『されたことを思い返してムカムカして、相手に対しての怒りとか恨みに着目してます!って電気をつけてる』んだよ。
ひ:・・・・あ。
ソ:引き寄せの法則は隠し事が苦手ってことは覚えてるかな?
ひ:うううぅ
ソ:『許す』を選択肢に入れたのは、それが人間として正しい姿だ、みたいな道徳観からだったりしない?恨みを抱くのは悪いことだって言う先入観からだったりしない?
ひ:おっしゃるとおりでございます。
ソ:それで無理矢理『許す』を選択しようとしたら、そりゃあ苦しいだろうね。そんな電気をつけたまんま『なんかイイコト』の電気はつかないし。『許さない』を選択した場合は罪悪感にさいなまれるわけでしょ?
そんな状態で『なんかイイコト下さい』って発注したとしても、発注用紙自体に透かし模様のように一面『腹立つ』『モヤモヤ』『苦しい』って書かれちゃってるんじゃないかな?
ひ:ひぃぃぃぃぃ!!呪いの発注書ぉぉぉ!!
ソ:ある意味セバス君に似合ってるけど。ものすごく似合ってるけど。とにかく、これで分かってくれたかな?許す許さないの問題じゃないんだよ。どっちにしろ付けてる電気はおんなじものだから。
ひ:じゃじゃじゃじゃあ、一体どーしろっていうのさ。ホントは相手のことが好きだった場合、仲良くしたい気持ちも仲良くしたくない気持ちも本当のことになるでしょ?何をどう願えばいい?どんな電気付けたらいい?たとえば、働きたいけど働きたくない場合は?
ソ:だから最初から言ってるだろ?ひなおの幸せだけ考えたら?って。
ひ:はいっ(挙手)それじゃ曖昧すぎて結局迷子です!求む方位磁石!羅針盤!
ソ:じゃあ、一つ一つ説明しようか。まず『仲良くしたいけど仲良くしたくない場合』これはひなおが何回か経験してきたことだね?
ひ:うん。
ソ:ひなおの場合はね。その特定個人、AちゃんなのかB君なのかCさんなのかは関係なく『自分がどういう人間関係を求めてるか』をまず考えてみたらどうかな?AちゃんB君Cさんとどう付き合うか、じゃなくてね。
ひ:・・・っ!私が理想とする人間関係にチャンネル合わせて同じ電気を発することが出来たら、AちゃんB君Cさんとの付き合いが理想の関係に変化するかもしれないし、別な人と理想的な関係を築くかもしれないってことか。
ソ:そうそう。もっと言えば『理想の人間関係』を思い浮かべていい気分になった時点で、ジャンル関係なく『いい気分』になれるような現象がどんどん引き寄せられる。いい気分になる事がどんどん簡単になる。
ひ:ああ、最終的に人間関係問題が解決しようがしまいが幸せ状態でいられるってことね?
ソ:そーゆーこと。仕事も一緒だ。
ひ:私が『どんな気分を感じて生きていたいか』だけを考えればいいってこと?仕事をしていようが、していまいが『その気分の毎日』を過ごせることに変わりがない・・・。
ソ:そうそう!上手になってきたよ。その調子。
ひ:お金の場合は?
ソ:一緒だよ。ひなおの場合は仕事でもお金でもそうだけど、感じていたい気持ちは『自由』『開放感』だ。時間的にも自由でいたい。好きな時に好きなものを好きなだけ買える財力が欲しい。つまり選択の自由が欲しいんだよ。
ひ:そうか!それが現実に反映された場合は必ずしも、『稼いでる』『働いてない』とは限らないもんね?めっちゃ夢中になれる大好きな仕事で遊び感覚かもしんないし、超フリーダムな会社にいるかもしんない。
めっちゃ稼いでるかもしんないし、めっちゃ貢がれてるかもしれない。もしくはお金なんか使わなくても勝手に欲しいものが手に入るってルートもあるのか!
ソ:そうそう。ほらどっちでも関係ないだろ?
ひ:本当だ!関係ない!!!
ソ:わざわざ『許すor許さない』『働くor働かない』なんて、二者択一にしなくてもいいんだ。幸せの流れが入ってくるルートを自分で狭めなくてもいいんだよ。
ひ:そうか。ルートを狭めてることになるのか。選択の自由を望んでる私からしたら、そりゃいい気分しないね。
ソ:ひなおの場合、どっちを選ぼうが望んでないことをガン見してる状態だったわけだから。そのうえで「どっちにしよう、デモデモダッテ」ってやっている間中、望まない現実を超強固に固定してたってことだね(笑顔)
ひ:のぉぉぉぉぉぉぅ!!
ソ:じゃあ、発注書に戻ろうか?あくまで執事なセバス君へ渡す発注書
にはなんて書く?
ひ:『自由と開放感を感じる毎日』!『自由で穏やかで心温まる人間関係』!『なんか超楽しい気分』!『一日壱爆笑な毎日』!
ソ:だそうですよ?セバス君。届けてあげてくれる?
セ:イエス・マイロード
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おかしい。
セバスの主が、私ではなくソロモンになった気がする。何故だ。
ソロモンが笑顔で毒を吐くキャラに進化していっている気がする。解せぬ。