日々是妄想

読書が好き。食べることが好き。哲学が好き。引きこもりがちな私の日常。大体妄想中。

脳内ソロモン塾③発注書の書き方 前編

 先日ちょっとばかりムシャクシャすることがありました。

…嘘つきました。ちょっとどころではありません。ブチ切れました。

まぁ、それはいいのです。何かモノゴトが起きて、それに対するとっさの反応が【激怒を通り越してブチ切れ】であったこと自体には何の問題もございません。

私の気分が悪くなっただけです。

 

さて。

 

そもそもの初めに、望まないものに注目することは特に構わないとソロモンたんも言ってました。問題は、そのあと望む方向になるべく早く注目することが出来るかどうかだと。

 

気分が悪い時にコレって確かに難しいですよね。

怒り爆発な時もですけれど、不安な時や悲しい時だってなかなかに難しい。

 

私の場合、無理矢理ポジティブ思考に持っていくのは虚しくなりますし、感謝できることを見つけよう作戦(ソロモン的に言うと、味わい愛でる)は余計にイライラします。笑

感謝することに異常な拒否反応を示す我がメンタル。

 一度忘れて別なことを考えようにも、相当強い感情を巻き起こすような出来事の場合は、そうもいかなかったりします。いつものキメ台詞、万事良好もダークサイドに堕ちたメンタルには効果ない時もあるのです。

 

じゃあ、どうする???

たすけてソロモーン。

 

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ソ: うーん。何度も言ってるけどひなおの幸せを一番に考えたらいいんじゃないかな。

今しあわせになれることを考えてみたら?

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 ひ:このムシャクシャMAXの時にほんわかした幸せ気分になんぞ浸れませんが?

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ソ: そんなことはないと思うけどね?

ひなおはただ『今すぐ幸せになんて絶対なってやらない』『現実が変わるまでは意地でも不機嫌でいてやる』って主張してるだけだと思うよ?

不機嫌でいることが、今のひなおの希望なら僕は何も言わないよ(笑顔)

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ひ: ぐっ・・。べっ別に不機嫌でいたいわけじゃないもんっ!

でも、別なことして気を紛らわせてもずっと心の奥にくすぶって、怒りが収まらない時ってあるんだもん。怒っても怒ってもおさまんない。

怒っても気分が悪いし、気分を変えようとしても気分悪いよ。 

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 ソ:そもそも望まないことにばかり意識を向けているから、そりゃあ気分は良くなりづらいと思うよ?

望んでる方向を見てごらん。気分が良くなることがもっと簡単にならないかな。

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 ひ:すいません。許すのも許さないのもどちらも気分悪いです。行き場が定まりません。迷子です。ろすとちゃいるど。

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 ソ:いや、許す許さないの問題じゃなくって。そんな事はどうでもいいんだ。僕が大事なのはひなおの事だけだから。←さり気に口説く脳内ソロモン

 うーん、そうだなぁ。じゃあこう想像してみようか?

今ひなおの隣に神様でも妖精でもなんでもいいんだけれど、ひなおのお願いだったらなんでも叶える素敵な存在がいるって考えてみて?

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ひ:黒執事しか出てこないのですが構いませんね!?

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 ソ:はい構いませんよ。じゃあ早速お願いを叶えてもらおう。

その何でも叶えてくれる、あくまで執事なセバス君に何て話しかける?

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ひ:ええっと。何から説明しようかな?ええとね、今こんな状況でこーゆー人とこーんな人がいてこんな事があって(以下状況説明続く)

そんなこんなで、迷子なう。でも、まず気分が良くなりたいな今すぐ。

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 セ:・・・・・

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ひ:あ、あれ?反応がない

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ソ:ひなお、それじゃあ全く伝わっていないよ

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ひ:ぬ?

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ソ:今、ひなおが言ったことは望んでる事なのかな?

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ひ:そうだけど?そりゃ前半部はグチみたくなっちゃったかもだけど、ちゃんと言ったもん。『とりあえず気分良くなりたい』って。

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ソ:うーん、本当にそうかな?ねえ、今セバス君にそのお願いをした時に気分は良かった?

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ひ:いいえ、まったく?だから気分良くなりたいって言ってんじゃんよ。(イライラ)

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ソ:うん、よかった。あのね、ひなおが本当に望んでるもの、体験でも感情でも物質でも人間関係でも何でもそうだけど。ちゃんと思い浮かべれた時には気分がいいはずなんだ。

今、全然気分が良くなかったよね?ひなおは自分が望んでることをセバス君にお願いしたわけじゃないんだ。

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ひ:ふぁっ?

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ソ:ひなおの身近なもので例えてみようか。ひなおは会社でいろんな書類を作成してるよね?契約書とか受領書とかいろいろ。

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 ひ:うん。ありとあらゆる書類を作成するよ?

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ソ:例えばね、ひなおが欲しいものをお願いする時に書く書類って、どんなものが相当するかな?

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ひ:欲しいものを頼むとき・・・。ええと発注書とか依頼書とか?

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ソ:うん。じゃあ発注書や依頼書を書くときに、例えば椅子を発注しなきゃいけないとする。カラー・サイズ・数量・金額なんかを確認するよね?

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ひ:うん。

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ソ:『実はすごくお気に入りの椅子があったのに、壊されちゃってすごく悲しくて、でも相手には全く悪気がなくて、仲良いし一応謝ってくれたから許しはしたけど、でもずっとモヤモヤしてて、椅子がないと不便だから欲しいけど、でも本当は弁償してほしい。でも言い出せないし、でもないと困るし、椅子買っても買わなくても私損じゃん!むかつく!!もうどうしていいかワカンナイ!!とりあえず私の満足する椅子よこせ!!』

っていう発注書は書かないよね?

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ひ:書きませんね。それもはや発注書じゃないから。

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ソ:そうだね。どちらかというと嘆願書みたいだね

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ひ:嘆願書ですらなく、暗黒日記のような気がするよ。

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ソ:セバス君が受け付けてくれるのは依頼書なんだよ。

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ひ:じゃあその例えで言えば、『色形はこんな感じの椅子』って書くだけで良かったってこと?

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ソ:そうだね。諸条件が絞りきれなければ『私が満足する椅子』って書いてもいいと思うけどね。セバス君は優秀なバイヤーでありスタイリストでもあるからね

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ひ:まじか。セバス君まじ万能。

 

 

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ひ:うーん。でもまだちょっと納得いかないかも。さっきの例えでいくとさ、それ椅子が手に入ったって喜べなくない?そもそも壊されなきゃ平穏でいられたわけじゃん。

てゆーか、お気に入りの物を壊されたって時点で、私だったら許せないって思っちゃうし、罰当てたいと思うよ。

でも同時に仲良くしたい相手でもあるんだよね?

二律背反でモヤモヤしそう。許しても許さなくても後悔しそうだよ。

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ソ:うん。ひなおは特にそういうことが多いね。ひなおは、お金とか服とか食べ物とか『物質』の引き寄せは大得意だけど、『状況』『人間関係』の引き寄せは苦手って気づいてたかな?

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ひ:うっ、バレている。

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 ソ:ちょっとした練習ですぐ上手になるよ。大丈夫。

じゃあさっきの例えの続きだ。椅子に関してはもうOKだね。完璧な椅子が届くと思うよ。あとは『許す許さないにかかわらず後悔しそう』っていう現状だね。その現状は望ましいものではないだろう?

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ひ:ものすごく気分が悪いです。許すのも悔しいというか私だけ損した気分。許さないっていうのもいい気分ではないかな。

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ソ:うん。まず許す許さないはこの際どうでもいいんだ。繰り返すけど、大事なのはひなおの幸せだけ。そこから説明していくよ。

 

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ずっと疑問だったんですよね。

例えば家族関係でもこじれた友人関係でも

あとは復縁!!

 

みんな、よく願えるなぁって。

わたし、そもそも純粋に願えない。もし上手いこといったとしても、複雑な気持ちになりそうだもの。許せる自信なんかないんだもの。

サラとソロモン読んでて一番疑問だったのも、そこ。セス君があの家庭状況で恨まずにいれるって理解できないというか、スゴイなぁって。

 

 わたしの人生で繰り返し現れるパターンってやつが何パターンかあるのですけれど、ダントツ多いのは「二律背反パターン」なんですよね。

 

大好きだけど大嫌い。仲良くしたいけどしたくない。許したいけど許したくない。働きたいけど働きたくないetc

 

こうなると行き先が定まらなくて、自分でも何を望んでるのかサッパリぴーまん。

モヤモヤした感情だけが募っていくっていう。超・不毛。

 

このあたりを脳内ソロモン君から説明してもらったのですけれど、長くなりましたので次回に続きます。