日々是妄想

読書が好き。食べることが好き。哲学が好き。引きこもりがちな私の日常。大体妄想中。

代筆屋ひなおの文章講座②入門編:終わりよければとりあえずヨシ!

深爪に心を痛めているひなおです、こんばんわ。

最近、指とこころを痛める事案が頻発している気がしますが

PCキー連打に友人の結婚式の招待状への返信アート作成と

ガンガン指を酷使する所存。

 

 

さて。

もにょりとした気分は抜けませんが、気を取り直して

シリーズ第2弾いってみましょー。

本日は入門編なので、マジで初歩中の初歩!!

明日から即使えるレベルの簡単ポイントから!

【文末に気を配る】ってことについてツラツラしていきまっせ☆

 

 

まぁすっごく単純に

・外に行ってきますね

・外に行ってくるわ

 

文末が丁寧文か口語文かで、内容は同じなのに

印象は全く変わってくるわけです。

当たり前だけど。

 

まぁコリャ例がちょっと極端すぎましたけど

要は「ちょっとした差」を意識して、相手や場面に応じて

使い分けられるようになって行こうぜってことですね。

 

 

文末って、実はかなり印象に残る箇所。

水商売の方なんかも、お客様相手のメールではここを意識されている方が多い

ってな話しを聞いたことがあります。

 

 

とはいえ、単純にデスマス体と口語文体を使い分けてねって話ではなく。

もすこし詳しく解説してみます。

営業職や接客業の人は特に使えるハズなので試してみてくださいな♪

 

 

◆「の」「ん」を投入してみる。

超絶お手軽!明日から使えるコツその①.

 

「の」とか「ん」をプラスするだけで、簡単に文末を変えられます。

例えば同じデスマス体でも

・そう思います。

・そう思うのです。

・そう思うんです。

 

なんとなく雰囲気変わりませんか?

2番目はなんだか物静かなお姉さんが遠い目をして喋ってそうですし(偏見)

3番目は新人ちゃんが両手の拳をギュって握りしめて力説してる感じ(超偏見)

ちょっとした違いですけど、意外と効きます。

 

あとは、同じような結びの文章が並ぶのを防げるって点がポイントですかね。

ビジネスメールなんかは特に「○○です。○○です。」と同じような文末の文章が

繰り返し並ぶことが多くなりがちです。

ダメってわけじゃないですが、文末に変化をつけるだけでも

全体の雰囲気が変わってきますよ。

 

異なる文末の文章がまざると、リズムが生まれて読みやすくなります。

最初は、手っ取り早く「文末を全部同じで終わらせない」とだけ

意識してみるんでもOK。

 

 

「そんなこと言われても、どうしても同じ文末で終わっちゃうよ!!」って方は

こちらをどーぞ(/・ω・)/ホレッ

 

 

◆単語や…で終わる文章を投入してみる。

これも簡単。明日から使えるコツその②

 

例えば

・明日は晴れるとよいですね。

 ↓

・明日は晴れるとよいのですが…

 

どんだけ心配症やねんと、突っ込みたくなる雰囲気ではありますが

本当に明日の天気について案じているんだなってのは伝わります。

 

 

例えば

・明日は晴れるそうです。

 ↓

・明日の天気予報は快晴。

 

だから思いっきり楽しみましょうね!とでも続きそうな終わり方です。

体言止めっていうのかな?

この結び方を覚えておくと非常に便利です。

1つの文章が長くなりすぎちゃって分割したい時にも使えます。

 

 

◆文節終わりだけ砕けてみる

 ちょっと応用編かな。明日から使えるコツその③

 

例えば「今日はとても楽しかった」という内容を伝えたいとします。

 親密さを増していきたい相手だとしても

・仕事上の付き合いの方であった場合

・まだ知り合って日が浅い方であった場合

いきなり「今日は楽しかったね!」はハードル高いこと山のごとしです。

 

大体は無難に「今日はとても楽しかったですね」くらいで終わるかと思いますが

そんなつもりはなくても、社交辞令感大な感じの文章に(´;ω;`)ウゥゥ

 

まぁ、普段は全く問題ないとおもうんですけれど

どーしてもアポを取りたい!商談につなげたい!っていうお客様だったり

仲良くしていきたい相手の場合だと、もう少しアピールしておきたいところ。

そーゆー時に使えるのが「文節末でくだけて文末でシメる」戦法!

 

「文節末でくだける」ってのは、例えば 

・今日ね、とても楽しかったです。

 もしくは

・今日、とても楽しかったです。

 

 

こんな感じでしょうか。

「ね」は可愛らしい&親しみやすい雰囲気をだせる万能選手です。

もう少しサバサバしたい時は「さ」も使えます。

ただ、プライベートでは使いやすくても、ビジネスシーンで使うのは

なかなか難易度高いっていう場合も。

 

そんな時は「てにをは抜き」をドゾー。

「てにをは」抜きは口語に近いので、ちょっとくだけた雰囲気が出せますよー

 

あ、そうそう!こういう文章は

1文だけだから響くかつ

ラストに持ってくるから残るってことを強調しておきますね。

 

 

例えば

 

今日、とても楽しかったです。

ありがとうございました。

 

だとダメってわけじゃないですけれど

どうせだったら逆にしたほうがモアベター

 

そんな点を踏まえて、「文節末でくだけて文末でシメる」戦法で

お客様へのお礼メールを作ってみるとこうなります。

 

 <お礼メール 例文>

 

本日はお時間を頂きまして誠にありがとうございました。

お陰様で本当に楽しい時間を過ごすことができました!

また、近いうちに○○様とお会いできますこと、楽しみにしております。

 

今日、ほんとうに楽しかったです!

 

 

 

簡単な例ですけど、こんな感じですかね。

手堅い文章の最後の最後に付け加えることで

馴れ馴れしさはかなり払拭されます。

 

すこしだけ「会話してる感じの文章」というか

定型文とおりのコピペ文章感はなくなります。

あくまでお仕事でのメールなので、くだけるのは最小限度。

だからこそ効果的に使いたいところです。

 

 

さてさて。

これがプライベートで知り合った相手へのお礼メールだったとしたら

もう少し、くだけ度数が上がります。

 

ビジネスメールと違って、必ずしもラストに設置がベストとは限りませんし

「文節だけ砕ける」他にもいろいろ仕込んで、程よい砕けっぷりに調整していく

必要があります。

 

ってことで

知り合ったばかりの方とのデート後メール

っていう甘酸っぱいシーンチョイスで例文いってみよー(=゚ω゚)ノ

(絵文字とか顔文字とかまで言及しだすと収集つかないのでソコは割愛)

 

<お礼メール 例文>

 

今日は遅くまでありがとうございました。

あっというま!びっくり!!

すうぅぅーーーっごく楽しかったです。

 

ほんとはね、もちょっと一緒にお喋りしてたかったんです。

また近いうちにお会い出来たら嬉しいな!

おやすみなさい。

 

 

こんな感じですかねー。

甘酸っぺぇなコンチクショウ!!!!!

 

まぁ、そんな魂の咆哮はさておき。

文章全体がデスマス文と口語文のサンドイッチ」になってることに

お気づき頂けましたでしょーか?

これは、かなーり使えるポイントなので

知り合ったばかりの方と距離を詰めたいときは是非☆

 

「文節末だけ砕ける」ってのを活用したのは

「ほんとはね、もちょっと一緒にお喋りしてたかったんです。」

この部分ですね。

とはいえ、この一文だけでも他にもイロイロ気を使ってます。

 

後日の中級編か上級編あたりで触れるとおもいますが

ちょっとだけ「単語を崩す」ってのも有用です。

この例文で行くと「もちょっと」ですね。

 

これは書き手さんがお相手とどういう関係を築きたいかにもよりますし

あんまり乱発するとアホの子みたくなりますので

用法用量を守って正しくお使いください案件ですが。

 

 

 

んでもって、王道ですけど「感情を表す文章は単語だけにする」ってのも

イカンジにリズム感がでますのオススメです。

このへんは番外編であらためてやろーとおもいます。

 

 

 

 

本日のまとめ

◆「の」「ん」を投入してみる

◆同じ文末が続かないように意識する

◆単語や…で終わる文をいれてみる

◆文節終わりだけ砕けてみる

このへんが、明日からすぐに使えちゃう超絶簡単なコツなので是非♪

 

 

メールテクに走って小悪魔な文章を作ろうぜ、とは微塵も思っておりませんが

仕事でもプライベートでも、ある種のサービス精神って大切なんじゃないかなって

個人的には思ってます。

 

本当に会えてうれしかったと思ったら

より嬉しさが伝わるような書き方がしたいなって思うし

受け取って喜んで下さるようなメールを書きたいとおもう。

 

本当にその日のデートが楽しかったなら

ちゃんとありがとうを伝えたいし

私からの連絡で相手もホッコリ気分になれちゃうような

そんなメールで返したいなっておもう。

 

 

もちろん、その文章をどう受け止めるかは相手の自由。

もしかしたら、全然気にしないかもしれないし伝わらないかもしれない。

けどそれでも、まずは

 

どうやったら喜んでくれるかな

楽しい気分になってもらえるかな

 

そう考えることが、たぶんなによりの第一歩。

 画面上に並んだ文字の向こう側には、生きてる人間がいるって

そう思って文章打ってれば、とりあえずOKなんじゃなかろーか。

 

そこにプラスして「こう在りたいとおもう自分」だったら

どんなセリフ吐いてそうかなーってアレコレ考えることを楽しめたら

最高だよねって思うひなおでした。

 

 

では次は初級編で~☆