日々是妄想

読書が好き。食べることが好き。哲学が好き。引きこもりがちな私の日常。大体妄想中。

世界なんて、たぶん一瞬で変えられるんだと思った

 

昨夜、英会話教室の懇親会と言う名の飲み会に参戦してきたひなおです。

喉が痛い…

 

出雲話UPの前に、昨夜の出来事について忘れないうちに書こうと思います。

普段、フレンドリーさの欠片もない私からしたら奇跡的なことが起こりました。

引き寄せというものについて、また少し考えさせられる出来事でもありました。

 

 

私の通っている英会話教室は生徒同士の交流が盛んなようで、様々なイベントがしょっちゅう催されています。選択できる授業も豊富で、授業で知り合って仲良くなって、ということもよくあるのだそうです。

にも関わらず、顔は知っていても気軽に話せるような間柄の人なんて1人たりともいないボッチな私。みんながお互いワイワイしてる中、一人隅っこで読書。

イベントはALLスルー、待合室の生徒同士の輪には一切加わらず、ひたすら読書。

だって、もう見るからに、明らかに【THE・女子】【THE・リア充】というような、学生時代に同じクラスだったとしても、絶対話さないだろうなという雰囲気の方々ばかりなんだもの。

 

だから最初から、関わらない方向で行こうと決めていました。

無理に輪の中に入ったってどうせ居心地悪いだけだし。どうせボッチになるし。

むしろ、こんないかにも合わなさそうな人種ばかりのスクールなら入るんじゃなかったとすら思っていたし、落ち着いた雰囲気のスクールに通っている知人のことを、羨ましいとずっと思ってました。

そんな私が何をトチ狂ったのか、今回の懇親会には参加することに。

私が選択したことのないクラスの方々も来ると分かっていたし、完全にアウェイ覚悟での参戦でした。

 

一度、教室前に集合してから会場移動だったのですが、集合場所について愕然。

なんだこのリア充の群れ。

 

げっ!まじかよ。

分かってはいたけれど、これは予想以上にアウェイだ。

うわー、やっちゃったかも。うわーうわー超苦手な空気感なんですけど。

ココハ苦行林デスカ?もう帰りたい。

はぁ。最初の乾杯だけちゃんと参加して、あとは徐々にフェードアウトかな…

 

なんて超絶失礼なことを考えていました。

到着後、約3秒間くらいまでは。

 

 

「あれ?もしかしてひなおちゃん?」

「え?嘘?!どこ!?どれ!?」

 

 

…誰!!!???

 

パニック。私パニック。

だって明らかに見たことない!クラスで一緒になったこともない!絶対にない!

 

 

A「あ。固まっちゃってる~!ごめんごめーん、私A子。よろしくねー」

B「わたしB子ー。ライングループで名前だけ見てたからぁ」

A「そうそう、一人だけ知らない子がいる―と思ってー」

 

ひぃぃぃぃぃ!!

なにそれ私珍獣扱い!!!!

ってか、あのライングループの膨大な人数、私以外全員知ってるの!?

なにそれコミュ力の塊!!!

 

 

そこへ、クラスで数回見かけたことのある、かろうじて顔見知りというC子さんが会話に参加。

 

C「あ。来た来たぁ。おつかれー!ってかちゃんと話すの初めてだねー!」

A「え!?なんで!?同じクラスとってるのに?!何で初なの!!??」

C「授業ではちょこっと話したりしたことあるけどー」

B「え?そんだけ!?」

私「…(あわわわわわわわわわ)」

C「だってひなおちゃん、いっつも隅っこで本読んでるから話しかけづらくて」

私「あ、その…本好きで…(すんません!ほんっとすんません!!!)」

A「えー本読むんだーなによむのー?ってか今度から本読んでても話かけるけどOK?」

私「は、はい!いいです!(コクコク)」

C「あ、いいの?なんだそーだったんだー!じゃあ遠慮せず話しかけるわ―」

B「遠慮してたんかいwww」

C「だってー私がすぐ横で他の子と挨拶しあってても無反応で本読んでたから集中してるんだと思って」

私「ご、ごめ…(ほんっとぉぉぉにすんませんでしたぁぁぁぁ!!!)」

C「あ。じゃちょっとコッチ来て―。みんなに紹介するからー」

 

 

そしてズルズルと女子の輪の中に引きずられていき、皆様の間で「いつも本読んでる子」「話しかけたら怒られそう」「私達と仲良くしてくれなさそう」と認識されていたことを知りました。 地中300mまで埋まりたくなりました。

 

確かに話しかけんなオーラは出してました。

仲良くなれなさそうって思ってました。

話したこともないうちから勝手に決めつけてました。

ごめんなさい。本当にごめんなさい。

 

その後、メンズ組の方にも引きずられていき、やっぱり「いつも本読んで(以下略)」な認識であったそうで、やっぱり「話しかけたら怒られ(以下略)」と思われていて授業で私とペアになったことがある人は「あの時は本当に緊張した…」と真顔で仰っていました。下部マントルまで埋まりたくなりました。

 

【参考図】

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参照元http://njrise.cc.hirosaki-u.ac.jp/faculty/muraoka-hirofumi

 

 

そんなこんなで、懇親会開始。

そこで私の知らない講師の方数名を知ったのですが、これがまた絵に描いたようなイケメン。なんとうちのスクール人気ナンバー1・2・3のイケメン講師を今まで知らずにいたことが判明。

なんてこと!?私のクリスチャンが至高のイケメンだと思っていたのに!!!

更にその上がいただなんて…!!それを今まで知らなかっただなんて…!!!

ヒャダしかも眼鏡だわ!ワイシャツから除く鎖骨と、服の上からでもわかる筋肉の盛り上がり具合が最高にセクシー。ちょっとじっくり観察させてもらおうかゲヘゲヘww

と一気に普段のテンションになった私を見て

「そっちが素か」

「今までで一番輝いてるよ」

「今日イチの笑顔だな」

「読書好きのミステリアスな子だと思ってたのにマジ台無し」

「よっしゃ、変態仲間ゲット」

と言われました。外核まで埋まりたくなりました。

 

【参考図】

 f:id:hikikomorikei:20151031112712j:plain

 参照元http://njrise.cc.hirosaki-u.ac.jp/faculty/muraoka-hirofumi

 

一度、鎖骨好きの素を出してしまったあとは不思議と会話もスムーズ。

いろんな人達といろんなお話をして、鎖骨愛を語りすぎてドン引かれたり、涙が出るくらいおなかを抱えて爆笑したり、誰かの恋バナが始まると全員で一斉に耳を傾け、茶化しながらも真面目なアドバイスをしたり全力で不真面目だったり。

学生時代だってしたことないようなキャッキャウフフをこの歳で体験することになるなんて思ってもみませんでした。

そんなことを、最初に話しかけてきてくれた子達にかいつまんで話し「誘ってくれて、話しかけてきてくれてありがと」と伝えたら、何故か全力のハグで返されました。

便乗したメンズ組ものしかかってきて、危うく圧死するところでした。

海の向こうのメンズは体格の違いというものをもっと考慮するべきだとおもう!!

 

 

 

勝手に【リア充】というタグをつけて

勝手に自分とは違う世界の人達だって決めつけて

勝手に自分でシャッター下ろして

勝手に自分の世界に閉じこもってボッチになって

勝手に寂しい居場所がないって思い込んで

私ほんとにバカだったな。

 

 

自分が傷つきたくないから

だから最初っから、私の方から繋がりを断ってた。

相手じゃない。拒絶してたのは、私の方から。

本当に失礼極まりない無礼者だったな。

 

 

もう本当にいたたまれなくて、申し訳なくて、仲良くなった数人に「実は今までこういう風に思ってました。マジで自分なんてミドリムシ以下です。ごめんなさい」とぶっちゃけたところ、爆笑しながら許してくれた皆はたぶん天界の住人なんだとおもう。

 

 

同じ場所に同じメンバーで一緒にいたのに、今まで見えていた世界と、今見えてる世界が全然違う。人が変わったわけでも周囲の環境が変わったわけでもない。

それなのに、こんなに世界が違う。

私がシャッター閉めっぱなしだったら、鎖骨好き仲間のA子ちゃんと友達になれなかった。結婚が決まったばかりのB子ちゃんとも、実は同じ北国出身でしかも今住んでる駅まで同じって事が発覚したC子ちゃんとも、仲良くなれなかった。

結婚して早20年と言う大ベテランのD男さんにも、会社のイケメンを紹介してもらう話になんてならなかった。

その飲み会にヲタク仲間と判明したE子さんと一緒に行くことになんてならなかった。

イケメンカナダ人や英国紳士、オーストラリアguyにだって会えなかった。

私の妄想発言から始まった「あえてのぶりっ子キャラで飲み会やってみ隊」結成にも至らなかったし「あえてのぶりっ子キャラに騙され隊」結成にだって到達しなかった。

チャラ男だと勝手に思い込んでたおにーさんが、実は好きなこの手を握るだけで汗ダラダラになっちゃうくらいに純粋だったなんて、知ることもなかった。

 

 

ああ、そっか。

こーゆーことかって、なにかがストンと腑に落ちた。

 

 

もしかしたら、あの遭難しかけた散歩のときだって

本当は、あの場所にいたのかもしれない。

同じ時間に同じ場所にいたのに、違う世界にいただけなのかもしれない。

だから、会いたくても会えなかったのかもしれない。

私が今までみんなと【会ってた】のに【会えなかった】のと、同じように。

 

 

でも考えてみたらすごく当たり前の話だ。

当たり前の事なのに、こちゃこちゃ考えるからこじれる。見失う。

すごく、シンプルだ。

 

だから、これからはちゃんと見ていようと思う。

私が見たい世界を、私が見たいように映せるように。

同じ羽毛って、きっとそういうことだ。

 

 

 

とゆーことで、羽毛布団仲間のまきおさんに捧げます。


『嘘つきの世界』を歌ってみた【ヲタみんver.】 - YouTube

 ATフィールドをブチ壊し隊、結成。