日々是妄想

読書が好き。食べることが好き。哲学が好き。引きこもりがちな私の日常。大体妄想中。

MK5~メガネに恋する5秒前~もしかしたら3日前!?

昨夜は緊急SOS記事への沢山のアドバイスコメント、本当にありがとうございました!!!!どれもこれも参考になるものばかりで、感動に打ち震えております…!

 

早速ストレッチに励み、取り合えずは手持ちの粗塩と出がらしのヨモギティーバックを浴槽に突っ込み、脂肪がじゅわーんと溶けて消えてくイメージと、なりたいバデーイメージを妄想しつつホカホカしてました。

 

久々の女磨きスイッチが入ったことが楽しくなってきて、なおかつ、昨夜にゃんころ様より『壇上のメガネ男子を眺めつつ、階下でメガネ男子に超近距離で囲まれる状況に(*´Д`)ハァハァするとか?』というそれなんてヘヴン?!なコメントを頂いたこともあり、「ヒャダ☆これ至高のメガネ男子に出会うフラグだったらどうしよう?!」とダイエットとは関係ない方向にテンションあがりました。

 

ドイツ人とのハーフかクォーターか帰国子女でメガネで鎖骨ビューティフォーちょいマッチョで髭生えてて黒縁メガネで笑うとクシャッってなってワンコ好きで一緒にお散歩したりムツゴロウさん並によーしゃよしゃしゃしゃしゃってしてくれて(以下略)

 

熱い…!体が熱いわっ…!

迸る熱いパッションに身を任せ、ストレッチの合間に、ふと思い立って検索していたら見つけてしまいました。

一目見た瞬間、全身が震えました。

ご紹介しましょう。彼が私の新しい(脳内)彼氏です。

 

f:id:hikikomorikei:20151020101950j:plain

出典41.media.tumblr.com

 

 今ならわかる。パズーの気持ちが。

f:id:hikikomorikei:20151020135506j:plain

ラピュタは本当にあったんだね!!シータ、やっぱりあるんだよ!!」

f:id:hikikomorikei:20150622155658j:plain

「妄想通りのイケメンって本当にいるんだね!!みんな、やっぱりいるんだよ!!」

画像の彼がドイツ人かどうかは分かりません。きっと違う気がする。だけど一目見た瞬間、私は彼に魂ごと持っていかれました。 

 

 

――――――――――――――――

「もっと早く来てみたらよかった」

私は深呼吸しながら、上を見上げた。木々を透して零れる陽射しは心地よく柔らかい。隙間からは青空が見える。

普段、PCの前からほとんど動かず眼球を酷使しているOLの私にとって、見渡す限り濃いグリーンに囲まれたこの森林浴は極上の癒しだ。

「日傘、必要なかったな…」

芳醇な土と木の香りを堪能しながら、まるで森のピクニックのようなこの散歩を楽しんでいた。

「こんにちわー」

ランニング姿の上品そうなマダムが、背後から追い抜きざま軽く挨拶をして行った。「こんにちわ。」私も軽く会釈を返す。

 

ここは、街中にありながら本格的な森林浴が楽しめると評判の遊歩道。

鬱蒼とした森の中のようなこのロケーションもさることながら、約5㎞というなかなかの距離と、1本道を外れればすぐに大通りに抜けることが出来るという好立地から、様々な人々に親しまれている。

アップダウンのある木立がトレイルランの気分を満喫させてくれるという事で、先程のマダムのようなランナーも多い。

犬の散歩をしている老夫婦や、私のようにただ癒しを求めてマイナスイオンを浴びに来ている人もいる。みな思い思いにこの遊歩道を満喫し、すれ違う時には軽く挨拶をしあう。

 

「ちょっと疲れてきたかな。そろそろ抜けようかな」

慣れないスニーカーに足の疲労を感じ、コースから一度外れようと脇によった瞬間、目の前の茂みがガサッと揺れた。

「!?」

何事かと考える間もなく、茂みから灰色の塊が勢いよく飛び出してきた。

「へわっ!?」

謎の塊の直撃を受け、私は思わずよろけて尻もちをついた。

「いっったァ…」

「わん!!!」

「え…?」

驚いて見ると、私の尾てい骨に多大なるダメージを与えた犯人は、可愛らしいミニチュアシュナウザーだった。ふわんふわんとした毛並みはまだ子犬のようで、遊んでほしくて仕方がないのか、しきりに私の顔を舐めようとまとわりついてくる。

「わわわっ、ちょっ…落ち着いて!ハウス!」

慌ててぎゅっと抱きしめて子犬を抑え込む。相当興奮しているのか、ちぎれんばかりに尻尾をブン回し、前足を私の胸や肩にかけて土まみれにしてくれつつ、何が何でも顔を舐めようとしてくる。

「落ち着いてって言っているのに!ってゆーか飼い主どこよ!!」

首輪はついている。いくら広いとはいえ、私有地でもないのにリードを外すとは何事だ。犬に罪はない。私の尾てい骨が痛恨の一撃を食らおうが、買ったばかりのニットが泥だらけになろうが、爪が引っ掛かって糸が出てしまおうが、犬は許す。だが飼い主、てめーは別だ!!

ふんぬぅ、と怒りに燃えつつ子犬を抑え込んでいると「ルーカス!!」と呼ぶ男性の声が聞こえてきた。

途端、腕の中の子犬がその声に反応した。ただでさえ興奮状態の子犬が今にも弾丸のように飛び出していきそうになったので、慌てて両腕に力を込める。

この反応、さては飼い主か!

私は声のした方向にキッと顔を向けた。

「や…やっとッ、追い…ついたっ」全力で駆けてきたのだろう、ゼイゼイハァハァ息も絶え絶えの様子の男性が、肩を大きく上下させながら、私のすぐそばにしゃがみ込んだ。

「スミマセン…!本当に!この子、捕まえててくれてありがとうございますッッ!!」

勢いよく頭を下げて謝罪の言葉を口にする男性に、私の腕から力ずくで抜け出した子犬が飛びかかっていった。

「ぬぉあ!?おまっ、いい加減落ち着け!!もう遊ぶの終わり!お散歩終わり!!」むんずと子犬の首根っこをおさえて素早くリードを付け、抱き上げてしまった。さすがは飼い主。扱い方に慣れている。

「あの…本当にありがとうございました」

改めてこちらにまっすぐ向き合った男性を見て、私は思わず息をのんだ。

灰色がかったダークブラウンの髪。同色の目。髭を生やしているのにルーズさを感じさせないのは、きちんと手入れされているからだろうか。

黒縁メガネの奥の灰色がかった瞳がニコリと細められて「本当に助かりました!」と御礼の言葉を重ねてくる。

「えっ、いぇ別にっ…」

しどろもどろになりながら、なんとか声を出す。私のへっぽこ太郎!ばかばか!相手がちょっとドストライクど真ん中だからって意識して!!

「本当にすみませんでした。そろそろ帰ろうとして、リード外して車に乗せようとしたら、俺の腕すり抜けて飛び出して行っちゃって。こいつ、好奇心がハンパないのかよくどっかにカッ飛んで行っちゃうんですよ」

でしょうね、という言葉を飲み込めた私を誰か褒めて欲しい。あんだけ暴れん坊だとさぞかし大変だろう。

「それにしても本当に良かった…ここ1本道外れたらフツーに住宅街だし車通りも多いじゃないですか?マジで血の気が引きました」

「ああ、それは確かに。大通りも近いですし…」

「そうなんですよ。こいつカっ飛んで行くくせにビビりだから…って、うわ?!」

「ふえっ?!」

「ちょっ、服!泥だらけ!!」

「え?あ、ああ…」

「す、すみませんっすみませんッッ申し訳ありませんっっ!!」

「いや、そこまで謝らんでも…」

「クリーニング代払わせて下さい!つか、その格好で家まで帰れないですよねッ…送ります!ご自宅までお送りします!!」

「ええぇ!?いやそんな」

「いえっ!このくらいお詫びにさせて下さい!!っていうか御礼もさせて頂きたいですし!!」

「と、とととととんでもないですっそんな」

何度かの押し問答の末、私は大人しくクリーニング代を頂戴し彼の車で送ってもらう事を了承した。

「じゃあ、行きましょうか」

「は、はい…」

軽くデニムを払って私は立ち上がった。…うん、腰は大丈夫みたい。

 

歩き出しながら、お互いに軽く自己紹介をした。ちなみに弾丸アタックの彼はルーカス君と言うんだそうだ。

「ルーカス君…もしかしてドイツ語ですか?」

「お!わかります?そうなんです、ドイツ語で明かりって意味なんです」

嬉しそうに笑って彼は愛犬自慢を始める。その話を聞きながら、私はなんだか不思議な気分にひたっていた。

(ああ、そうだ…私、ずっと犬を飼いたかったんだよね)

結婚したら犬を飼いたい。そう思っていた。こんなふうに2人並んで犬の散歩をすることにずっと憧れていた。

(結婚したわけでも彼氏さんでもないけど、叶っちゃったな)

そう思うと嬉しくなって自然と顔がにやける。

「どうしました?」

「へ?なにがですか?」

「なんか嬉しそうな顔してる」

しまった思いっきり顔に出てた!急にニヤニヤしだす女とか気持ち悪いよね?!どうしよう誤解を解かねばっっ!!

焦った私は必死で理由を説明した。別に変な妄想世界に意識を飛ばしていたわけじゃないんだからね!違うんだからね!!

必死の説明は通じたらしい。ニッコリ笑って「じゃあ、もっとお散歩デートっぽくしましょう」と言ってルーカス君のリードを持たせてくれた。

 

 ――――――――――――――――

 

妄想が止まらねぇぇぇぇぇぇーーー!!!

そんでこの後、お、お茶でもどうですか?なんて誘われちゃったりなんだりしちゃって、この日をキッカケに徐々に仲良くなっていって…

きゃぁぁぁぁぁーーーー!!!死ぬっ!

 

ちなみに上記妄想はよもぎに蒸されながらマントの中でニヤニヤしつつ行いました。妄想の中では最終的にプロポーズまでマッハで行きついています。いつも以上に発汗した気がするのはきっと気のせいじゃない。

 

ストレッチとよもぎと妄想効果により、色んな意味でホットになったので、出雲に引き渡す分の妄想も仕上げてしまおうと執筆タイムへ…

 

 

そして奇跡は起こった。

 

 

皆さんのコメントへのお返事をしつつ、ネタを仕入れるためにあゆおさんがタロットの解釈の参考としてお勧めされていたきつねのタロット占いさんにお邪魔してみることに。

死神ラブショックが強烈過ぎて、タロット占いは全く分からないけれどもアルカナ妄想だけはノンストップ。

私的に萌要素てんこ盛りなサイト様で、妄想がはかどるはかどる!!

ニヤニヤ眺めていたところ気になるものを発見した。

 

www.kitsune.ne.jp

 

ラッキースポット&出会える場所がわかるそうな。

至高のメガネ男子との妄想でホットになっていた私は、早速トライ。

 

f:id:hikikomorikei:20151020115212g:plain

引いたカードは【力 正位置】

出会いスポットを見て驚愕。

動物園 動物に関係する場所 犬の散歩 ペットショップ 猫カフェ アウトドア 登山 BBQ スポーツなどの趣味 運動会 ケンタッキーフライドチキン とんでん エクセルシオールカフェ サッポロライオ

 

ちょwwww

ま じ でwwwwwww

 

実は妄想で思い浮かべた「街中にありながら本格的な森林浴が楽しめると評判の森のような遊歩道」はうちの近所に実在する。市内にありながら手軽にマイナスイオンが浴びたい放題なその場所は、ランナーの方やワンコお散歩の方々にとっては定番のコース。しかも、ちょっとした動物とのふれあいまで楽しめる。

 

タロットとはその人の潜在意識を写すものだという。妄想直後とはいえ、いったい私はどれだけ全力で妄想しているんだろうか。ちょっとだけ凹んだ。

 

でもせっかくだから、次の休日は妄想で思い浮かべたあの遊歩道に行こう。

わりと近所に住んでいるのに、一度も行ったことないんだよね。前々から一度は行ってみたかったし、やっぱり行ってみよう!

でも行くならやっぱりスニーカーとか買った方がいいのかな…わりとガチで森らしいしな…スニーカーとか持ってないしどうしようかな…

出雲旅行も迫ってるし、いっちょ買っとくか?でも出費はイタイしなぁ…

 

などとツラツラ考えながら、無意識にポチッと押していた下記の占い。

www.kitsune.ne.jp

恋のヨカーン。

出会う時期から、どんな異性と出会うかまでが網羅された親切心MAXメガ盛りな占い。

 

↓↓↓↓↓結果↓↓↓↓↓↓

 

時期…【節制 逆位置】

4日後

場所…【カップ騎士 正位置】

行ってみたい場所

相手…【ペンタクル王 正位置】

人間関係を大事にする人。リーダー的な人。カリスマ的魅力の人

障害…【世界 正位置】

様々あるにはあるが乗り越えられる。成長できる。結果HAPPY END。

未来…【女教皇 正位置】

予想もつかないような思いがけない幸運と評価を得る。様々な人から声がかかる。悪い方向には流れて行かないので安心してよし。

 

4日後…

これ引いた時点で私の次の休み、4日後…

うん。行ってみたかった。遊歩道、ずっと行ってみたいと思ってた。

 

あまりに話が出来すぎていて逆にネガティブになってきた。←さっそく安心できてない。

これで何もなかったらどうするんだ。めちゃ凹むじゃん。タロットのバカ!ってなっちゃうじゃん。うううぅぅ。

 

安定の逆方向にBダッシュをかまして眠りにつき、1日経ってちょっと落ち着いたので、いまこのブログを書いています。

いまだ疑いの気持ちがぬぐいきれないので、試しにもう一度、ラッキースポット&出会う場所占いをポチッとしてみた。←ネガティブ

 

 

f:id:hikikomorikei:20151020122127g:plain

引いたのは、私的に良く出るカードNO.1

【太陽 正位置】

出会いスポット

野外 自然の多い場所 大きな公園 アウトドア BBQ アスレチック 牧場 動物園 植物園 保育園 幼稚園 日高屋 ファミール タリーズコーヒー 笑笑

 

 

…わたしは、今日何が起きようともスニーカーを買うと心に決めた。