日々是妄想

読書が好き。食べることが好き。哲学が好き。引きこもりがちな私の日常。大体妄想中。

読書の秋です。

 

諸君 私は読書が好きだ

諸君 私は読書が好きだ

 

 

 

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料理本が好きだ
歴史本が好きだ
宗教本が好きだ
文学本が好きだ
心理本が好きだ
経済本が好きだ
啓発本が好きだ
雑学本が好きだ
同人誌が好きだ

部屋で 学校で
会社で 電車で
書斎で 居間で
台所で 書庫で
本屋で 喫茶店で

この地上で行われるありとあらゆる読書行動が大好きだ

 

背表紙をならべた百科事典の一斉倒壊が音と共にほこりを吹き飛ばすのが好きだ

中高く放り上げられた雑誌のページが風でばらばらになった時など心がおどる

 

ブロガーの操るマックのタイプキーが長文記事を綴るのが好きだ

賞賛を受けて燃えさかるランキングから飛び出してきたネット小説を徹夜で読み倒した時など胸がすくような気持ちだった

 

帯紙をそろえた新刊の平積みが書店の陳列を蹂躙するのが好きだ

興奮状態の新入生が既に読み終えた教科書を何度も何度も読み直している様など感動すら覚える

 

懐古主義の古本愛読者達が古本市に駆り立てられていくなどはもうたまらない。

立ち並ぶ本達が私の振り下ろした手の平(ハンドサイン)とともに唸り声を上げる出展者相手に、ばさばさと値切り倒されるのも最高だ

 

哀れな密林社員達が雑多な倉庫で健気にも大量入荷してきた重版本を8m高の4.8tトラックから運びこんだものを、書店ごと一気呵成に読破した時など絶頂すら覚える

 

大御所作家の気まぐれな出稿に滅茶苦茶にされるのが好きだ
必死に読めるはずだった原稿がボツにされ、出版予定が遅れ立ち消えていく様はとてもとても悲しいものだ

 

書籍の物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ

電子書籍流行に追いまわされ紙媒体が本棚奥に押し込まれるのは屈辱の極みだ

 

 


諸君 私は読書を、地の様な読書を望んでいる
諸君 私に付き従う大隊戦友諸君
君達は一体何を望んでいる?

 

更なる読書を望むか?
情け容赦のない糞の様な読書を望むか?
活字耽読の限りを尽くし眼球の筋肉を殺すの様な読書を望むか?

 

 

 

 

 

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 リーディング!    リーディング!   リーディング
読書! 読書! 読書

 

 

 

 

 

 

 

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                        リーディング
よろしい ならば読書

 

 

 

 

 

々は満身のをこめて今まさにページを捲らんとする握り拳だ
だがこの暗い書庫の奥で半世紀もの間堪え続けてきた我々にただの読書ではもはや足りない!!

 

 

 

大濫読を!!
一心不乱の大濫読を!!

 

 

 

らはわずかに一個大隊 千人に満たぬ本狂集団に過ぎない
だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している
ならばらは諸君と私で総100万と1人の本狂集団となる

 

 

々を忘却の彼方へと追いやり眠りこけている出版社を叩き起こそう
ネクタイをつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう
連中にインクの味を思い出させてやる
連中に々の印刷機の音を思い出させてやる

 

 

と地のはざまにはらの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる

 

 

             グーテンベルク
一千人の活字中毒の印刷集団で世界を読み尽くしてやる

 

 

全フラッペン 発動開始 旗艦デスク・ウキス・マキーネ 始動!

 

離床!! 全ワヤー 全索引線 解除
「最後の大隊 大隊指揮官より 全中艦隊へ」
標 ジュンク堂書店 東京首都上!!

 

第二次ゼーレーヴェ(あしか)作戦 状況を開始せよ!!

 

 

 

征くぞ 諸君!!

 

 

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このブログは一体どこに向かっているのか、誰か教えてください。

 

 

そういえば。

何かの記事で、転職活動の際に特技欄に読書とは書くなとあった。

 

適当に書きやがって

無趣味かコイツ

根暗そう

コミュ力低そう

 

と思われるんだそうです。

 

 

どんな偏見こじらせて、そんな記事を書きあげたのかは知りませんけれど。

 

趣味=読書と履歴書に書き、面接で答え、落とされたこともなければ、飲み会等でも食いつかれこそすれ引かれたことなんてない人間が、ここに約1名いますけれど。

 

そもそも、そんな想像力の欠片もない人間を「上司」と呼ばなければならないような、ど底辺レベルの会社なんぞ、こちらから願い下げだい。

 

 

ぷんすか。

 

 

次回はリクエストを頂いた体験談でも書こうかなと思います。