学者タイプとパフォーマータイプ
今日は引き寄せ云々はナシでいきます。
今でこそ第一線を退いて日々PCと向き合うOLのひなおですが、2年ほど前まではどこからどう見てもバリッバリのキャリアウーマンをやっておりました。
22歳から26歳くらいまでの間はもう異常なほど全生活を仕事に捧げていた覚えがあります。今思うと病的。
1ヶ月に1度、下手すりゃ2度は海外出張に行き、ほぼノー睡眠で駆けずり回り、日本に戻ってソッコーで自分の直轄店舗を駆けずり回るっていう馬車馬のような生活でした。
本来ひきこもりであり、私生活では基本無口なワタクシですが、この頃は黙っている時間なんて睡眠時しかなかったんじゃないかな。
接客・商談・部下指導に会議会議会議また会議。
そしてこの頃は、現在の私が引くほどギラギラした野心家でした。笑
どこぞの社長さんとかヒルズ族(笑)とかエリートリーマンとか投資家さんとか、そんな人たちとばっかり遊んでました。恋愛感情?そんなもんは一切なし!!興味があったのは【どうやったら稼げるか?】ただ、それだけ。
あれ?コレ本当に私か???
お客様の中にも、やり手の女性経営者さんや、副業でガッツリ稼いでいらっしゃる方がたくさんいらして、そういった方々と仲良くなり、いろんな人を紹介して頂いたり、ゴハンにもよく連れて行っていただいたりしてました。
ふとおもう。
今より全然稼いでなかったのに、今よりイイ生活してるぞあの頃の私。
解せぬ。
まぁ、それは置いといて。本題はここからです。
様々なタイプの方々とお会いして思ったのは、いわゆる〈仕事がデキル人〉っていうのは、主に2タイプに分けられているんじゃないかなってこと。
【学者タイプ】と【パフォーマータイプ】と勝手に命名。
学者タイプの方がさらに博識で真面目な方が多いという印象です。学生のころに成績が優秀だった方も多いようです。理系であればTHE・研究者って感じです。
パフォーマータイプの方は学力云々ではなく、分析力が高いタイプというか参謀型?
あとはクラスの人気者、もしくは色んな意味でレベルが突き抜けすぎて不登校だった方が多いイメージです。
ただ、その〈仕事がデキル具合〉が収入とバッチリ結びつくのは、圧倒的にパフォーマータイプの方。
学者タイプの方は、仕事が出来ても収入には結びつかないことが圧倒的に多いってことを感じています。もちろん業種・職種も関係してくるでしょうし、必ずしも絶対そうなるわけじゃないですけれど。
引き寄せ系の話だと、理不尽なんてないんだ!結果(この場合は十分な収入)にのみ集中するんだ!とかそんな話になると思うんですけど。まあ、今日はひとまず置いといて。
バリキャリ時代にはお付き合いも兼ねて、いろんな方のセミナーや講演会、パーティーにお呼び頂いたり、通ったりしました。
結論。どれだけ稼いでる方でも、何冊も書籍を出されている方でも、著名な方であっても、大抵の方はまぁそこまで大したこと言ってませんでした。
え?そんな完成度の講演で〇万円も取るの?本気??っていうほうが多かったです。
勿論、この人スゴイ!!何者!?と本気で感動したこともあります。
そういう方は、軒並み学者タイプだったなぁと今にして思います。なんか学会発表的な雰囲気のやつだったな・・・。
パフォーマータイプをディスってるわけでは決してありません。
ただ、私の着眼点が間違っていただけです。
特に学者タイプがパフォーマータイプのセミナーや講演に行ったとしても、内容に満足できる可能性は極めて低いと感じます。落胆するばかりか、憤りさえ感じるかもしれません。
でも講演内容なんて、ぶっちゃけどうでもいいんです。
学者タイプがパフォーマータイプから学ぶことはソコじゃない。
学ぶべきはセルフ・プロデュース能力ではなかろーかと。
ちなみに、学ぶ目的で行くセミナーや講演は学者タイプの方が実りあるものが多いなと思いますが、ブログやSNSはパフォーマータイプの方が面白いものが多い気がします。
別にセミナーでなくとも構いません。会社内やご友人・ご家族など周囲にも意外といるのではないでしょうか。
仕事や勉強が出来ないってワケじゃないけど、そこまでデキルとも思えないのに、やたら周囲に認められてる上に収入や評判にバッチリ結びついてる、なんてタイプの方。
全員が全員ではないと思いますが、まずパフォーマータイプと思って間違いないです。
逆に仕事がデキル・成績優秀なのに収入にはなかなか結び付かない方、能力は認められてるかもしれないけれど、逆にそれを利用されてんじゃないかな?って感じる方。学者タイプの確率が高いです。仕事で結果を出せば出すほど、担当じゃない仕事まで回ってくる・他人の損失の穴埋めを任される、つねに完璧を求められる、なんて方はほぼ確実に。
(そして高確率で周囲にパフォーマータイプがいる可能性大)
お金なんざ興味ないぜ、という聖人の様な方は別ですが、ご自分のスキルを収入に結びつけようと思ったらパフォーマータイプを参考にするのが一番手っ取り早い。
パフォーマータイプの方は、まずほぼ全員がブログなりHPなりFBなりラインのなんちゃら機能なりを頻繁に更新してます。実名・キメ顔写真つきで。
そこで彼らが世間に自分をどう見せているのか?を分析してみるといいのかもしれません。直接仕事に関わる事ではなくても。むしろそっちの方が多いかも?
記事・会話の内容はもちろん、その中での公的情報と私的情報の割合、服装や髪形、女性であればメイクや立ち居振る舞いなどすべてが要・観察対象だと思います。
自分を演じると言ったら日本語としておかしいかもしれませんが、自分がなりたいキャラクターを他者に向けて演じてみせるという点において天才的だと思います。たとえ中身が伴っていない場合でも。どうせ大抵の人は気づきもしませんしね。
そしてそのうち中身のレベルも上がっていくと。
他者から自分が欲しい反応をもらうにはどうしたらいいか、どう演じればその反応がもらえるかを判断することにも長けている方が多いようです。
超能力者か!
書いていて思いましたけど、そういえばパフォーマータイプの方って無自覚な引き寄せ達人が多い気がする・・・。
自分のビジネスを立ち上げたい場合はもちろん、会社という組織においてもかなりお役立ちスキルであることは間違いないのではなかろーか。女性であれば恋愛でもかなりお役立ちな気もします。
しかしながら、学者タイプの方の中にはパフォーマータイプのやり方が生理的に受け付けられないという方も多いようです。俺は自分の腕だけで勝負したいんだ!的な職人気質の方とか。その場合は無理せずに、なのですけれど。
ただ、パフォーマータイプに聞かれるがままに情報や知識をポンポンと垂れ流しにするのだけは、控えた方が良いような気がします。一般の会社員の方や同業他社にパフォーマータイプがいるっていう方は特に。
それなりの情報料を取るなどした方がいいのかもしれないなぁ、と。
彼らはイイ意味でかなり貪欲です。パフォーマータイプが学者タイプ並の知識を持つともはや最強。それが分かってるので、効率的に知識を得るためにも学者タイプを頼りにすることがままあるようです。彼らは彼らで学者タイプのことを認めてます。
ただ、学者タイプから得た知識を、別の場所で披露する際に、わざわざ〇〇さんから教えてもらったなんて勿論言いません。自分の知識として話すor書くとおもいます。
彼らにとってはそれが当たり前。自分が行動して得た知識・情報ですもん。
ただそれが、学者タイプから見ると「あの野郎、俺の知識(提案)そのままパクリやがって」「利用された!ちくしょう」となる場合が多いみたいです。同性同士は特に。
それが嫌なら最初から聞かれても答えない、もしくは情報を売るっていう形の方がスッキリ爽快なのでは?と傍で見ていておもいました。
いま私の周囲の学者タイプの方が、揃って似たような境遇で悩んでいたので、それを観察しつつ過去に思いを馳せていたら、こんな記事になりました。
ちなみに私はどちらのタイプでもありません。
一切合財全てがメンドクサイので、ほぼ誰とも深く関わらず生きてます\(^o^)/
SNSとかめんどいわ。他人の評価なんぞどうでもいいわ。昇進とか興味ないわ。はよ家帰って寝たいんじゃい。他社員の2.5倍の仕事量こなしてんのに、このうえ手伝いとか阿保か笑顔で断るわ。泣きつかれようが逆切れされようが笑顔で黙らせるわ。定時で帰る私は空気詠み人知らずですが何か?
ビジネスの相談で愚痴聞いてほしいだけならいくらでも構わないけど、アイディア求められたら、喋る前に情報料決めるし、難色示された時点で提案なんぞしないわ。それで相手が困ろうが、あい・どんと・まーいんど!
徹底して他者への優しさと思いやりと道徳心を排除した生活を送って数年。
非常に快適です。不思議なことに、優しさの欠片もなくても人間関係がこじれたりすることもないです。・・・・こじれるほど関わってないからか。
引きこもり万歳。
本日のBGM
引きこもるご予定ではない方は、パフォーマータイプの方をご参考にされて下さい。